元料理人による栄養士への道

料理人を経験したのち栄養士として保育園に勤務しています。同時に出張料理人、料理に関するイベントを不定期で開催しています!このブログでは日々の仕事の奮闘ぶりやイベント情報、料理や栄養に関するちょっとした知識を紹介しています!!

個人的おすすめ食材!!!

こんにちは!

今回は普段の食事でぜひ取り入れてほしい食材を3つ紹介したいと思います!

これらは学校で給食の献立を考えるときに栄養面で非常に助けられた食材です。

 

①小松菜

 見た目が似ているせいかほうれん草とよく被ってしまいあまり日の目を浴びない野菜ですが実は優秀な野菜ということを覚えていただきたいです!

不足しがちなビタミンC、カルシウムをはじめ、ビタミンA、鉄分も多く含まれており主に和食や中華で使われます。ほうれん草も似たような栄養価でまさに瓜二つなんですが決定的な違いは小松菜は生食ができます!

ほうれん草も食べられないことはないのですが独特のえぐ味があるためあまり生食には向いていません。(生食用のほうれん草もあるらしいのですが)生食は栄養価の損失がないため嗜好的に食べられる方はサラダで食べることをお勧めします!他にも水分に逃げ出した栄養素を丸ごといただくスープや細かく刻んで餃子の中に入れてみたりと使い方もたくさんあります!

 

②南瓜(西洋かぼちゃ)

 甘みが強いためお菓子や離乳食にもよく使われています。特に離乳食に使われるのは甘味に加え栄養価も高いからです。ビタミンA、C、Eを中心に多種の微量栄養素が含まれており小松菜とは違いよく使われているため皆さんもわかるかと思います。色もきれいなので見た目も映え火を通すとホクホクで柔らかいため味よし!色よし!!食感よし!!!栄養価よし!!!!の万能野菜です笑

生食はできませんが南瓜のみで煮物が作れたり、栄養満点な牛乳と合わせスープにもなるので調理による欠損があっても一品当たりに使う量が多いため結果的にその欠損をカバーできるようになっています。腹持ちもよく米や小麦より低糖質なのでダイエットにもいいかもしれません!!

 

③青魚類

 魚自体が栄養素が豊富なものが多いのですが中でも青魚と分類される奴ら(鯖、鰯、鯵、秋刀魚、鰤など)は特に優秀であり、良質なタンパク質、脂質の他にビタミンA、B1、B2、D、鉄分、カルシウムを豊富に含みます!タンパク質の話はこちらの記事に書いてあるので参考にしてみてください!

 

t-i1995.hatenablog.com

 ここで特にピックアップしたいのは良質な脂質です!

脂肪分には飽和脂肪酸不飽和脂肪酸に大別され常温で固体なのが飽和脂肪酸(ラードや牛脂や乳製品など)液体なのが不飽和脂肪酸(魚油、植物性油)と覚えるとわかりやすいです!飽和脂肪酸は摂りすぎにより血液中の中性脂肪が増加し動脈硬化などの原因となります。一方で不飽和脂肪酸は同じ脂肪酸でも血液をサラサラにする作用があり生活習慣病予防にもなるため積極的に摂っていきたい脂肪酸です!不飽和脂肪酸の中でも食物から摂取しなければならないもの必須脂肪酸といい

の5種類であり、青魚はEPADHAが特に豊富です!

皆さんどこかで聞いたことある3文字のアルファベットだと思いますがそれぞれの主な働きを簡単にまとめました!

 

EPA

  • 血流を良くする
  • 中性脂肪を低下させる
  • 眼精疲労に◎
  • お肌のうるおい効果

DHA

  • 脳の活性化
  • 認知症予防
  • 肝臓がんのリスク低下
  • 疲労回復

おさかな天国のサビはこれらをもっと簡略して『頭がよくなる』『身体にいいのさ』と歌っていることが分かります笑

 

なかなか家で調理するのが大変という方は外食で魚を選ぶだけでもかなり変わってくるので少しでも魚を食べる習慣を身に着けていただいて健康な身体を維持していきたいものです。

 

以上、3種類紹介させていただきました!

小松菜と南瓜がおまけみたいな感じになってしまいましたがどれも間違いなく優秀な食材なのでぜひ活用してみてください!

 

ではまた!